Special Program

「戦没学生のメッセージ~戦時下の
東京音楽学校・東京美術学校」

Special
●会期:2017年7月30日(日)
11:00~16:30(10:30開場)
●会場:東京藝術大学堂奏楽堂 他
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東京藝術大学が130周年を迎えるのを機会に、今まであまり光が当てられてこなかった戦時下の芸術、特に戦没学生の作品に焦点を当てる。
美術学部の学生についてはかなり調査が進み、長野県上田市には「無言館」という戦没画学生の作品の展示施設も作られている。しかし音楽の場合は、美術と違って形に残らないという面もあり、調査解明が遅れている。それでも昨年、本学奏楽堂で、徴兵されフィリピンで自決した作曲科学生、村野弘二さんのオペラ「白狐」のアリアが演奏されるなど、少しずつではあるが注目を集めつつある。
本学では大学史史料室の橋本久美子学術研究員を中心に資料の調査、蒐集が行われており、この機会に戦没学生の作品を中心に、戦時下における芸術活動を演奏会とシンポジウムによって検証する。
シンポジウムでは、学術的に戦没学生を扱うことの意義と史料のアーカイブ化の重要性を確認し、コンサートでは、志半ばで戦地に赴かなければならなかった学生たちの作品を演奏する。
彼らの作品は未熟かもしれないが、その一つ一つが遺言ともいえるもので、必ずや強いメッセージを訴えかけてくるに違いない。

◆イベント概要

(1)シンポジウム「学徒出陣と芸術創作」(仮題)
 11:00~13:00 於音楽学部第6ホールor 5-109教室
 パネリスト候補:吉見俊也(東京大学大学院情報学環教授)
        :西山伸(京都大学教授)、橋本久美子(本学大学史史料室)
        :檜山哲彦(音楽研究センター)他
学術的に戦没学生を扱うことの意義と史料のアーカイブ化の重要性をテーマに、藝大アーカイブにおける現状報告、他大学の例、現時点での課題などを整理し提示する。野見山暁治氏、大中恩氏といった実際に出征体験を持つ卒業生の貴重な証言も紹介。
11:00~13:00
於音楽学部第6ホールor 5-109教室


【パネリスト候補】
・吉見俊也(東京大学大学院情報学環教授)
・西山伸(京都大学教授)
・橋本久美子(本学大学史史料室)
・檜山哲彦(音楽研究センター)他

学術的に戦没学生を扱うことの意義と史料のアーカイブ化の重要性をテーマに、藝大アーカイブにおける現状報告、他大学の例、現時点での課題などを整理し提示する。野見山暁治氏、大中恩氏といった実際に出征体験を持つ卒業生の貴重な証言も紹介。 
(2)トークイン・コンサート「戦没学生のメッセージ」(仮題)
 14:00~16:30 於東京藝術大学奏楽堂
 出演者:音楽学部教員、学生
 曲目案:葛原 守 歌曲《犬と雲》《かなしひものよ》
    :草川 宏 《ピアノソナタ》、歌曲《黄昏》
    :鬼頭恭一 歌曲《雨》、ピアノ曲《鎮魂歌》《アレグレット》
    :村野弘二 オペラ《白狐》より第二幕独唱他
演奏だけでなく、作曲家についての解説、曲の批評などトークと演奏が一体となった構成とする。また当時の学生の日記の一節を朗読する、あるいは野見山暁治氏や大中恩氏など、実際に出征経験を持つ方々の貴重な証言も紹介する。現在の学生たちにもトークに参加してもらい、学業半ばで戦地に赴かなければならなかった当時の学生たちの思いを共有してもらう。
14:00~16:30
於東京藝術大学奏楽堂

【出演者】
音楽学部教員、学生

【曲目案】
・葛原 守 歌曲《犬と雲》《かなしひものよ》
・草川 宏 《ピアノソナタ》、歌曲《黄昏》
・鬼頭恭一 歌曲《雨》、ピアノ曲《鎮魂歌》《アレグレット》
・村野弘二 オペラ《白狐》より第二幕独唱他

演奏だけでなく、作曲家についての解説、曲の批評などトークと演奏が一体となった構成とする。また当時の学生の日記の一節を朗読する、あるいは野見山暁治氏や大中恩氏など、実際に出征経験を持つ方々の貴重な証言も紹介する。現在の学生たちにもトークに参加してもらい、学業半ばで戦地に赴かなければならなかった当時の学生たちの思いを共有してもらう。
(3)パネル展示、映像展示
開場時から終演時まで、第6ホール前のロビー、奏楽堂ホワイエなどにおいて、楽譜など関連資料の展示を行う。併せて学徒出陣時の写真パネルなどを用い、戦時中の学生生活を解説する。さらには無言館の協力を得て、戦没画学生の作品を映像にして上映する。

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