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東京藝術大学130周年記念式典を
開催いたしました

2017年10月10日(火)東京藝術大学奏楽堂にて、東京藝術大学130周年記念式典を開催いたしました。

◯ 式辞 学長 澤和樹

『温故創新』世界の芸術界において確固たる存在感を東京藝術大学130周年記念事業オフィシャルパートナーの皆様への感謝とともに、東京藝術大学が世界の芸術界において確固たる存在感を示していけるよう、学生教職員共に『温故創新 - 古きを尋ね新しきを創る』の精神で努力を重ねて参るとの抱負をもって式辞とさせていただきました。

◯ 祝辞 文部科学省大臣 林芳正様
文部科学省 国立大学法人支援課長 小山竜司様 よりご代読

東京藝術大学が失われた文化財の再現に挑んだ『クローン文化財』の取り組みについて「芸術と科学技術による新たなイノベーションであり、文化芸術の新興および次世代への継承に寄与する大変意義深いもの」とご評価をいただきました。また、東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科についても「グローバル時代におけるアートロデュースの実践的な人材養成」と触れられ、今後のさらなる発展への寄与をご期待いただきました。

◯ NEXT10ビジョンの発表
副学長 岡本美津子

東京藝術大学では130周年を迎えるにあたり、今後10年の歩むべき道を全組織的に議論し、3つの方向性を『東京藝術大学NEXT10ビジョン』として制定致しました。

1、革新的であること
もっと新しい、独創に向けた挑戦を。

2、多様性があること
もっと幅広い、才能が刺激しあう場を。

3、国際的であること
もっと世界へ、日本の芸術文化の発信を。

東京藝術大学はこの3つのビジョンを推進し、表現していくにあたり、新たな大学の呼称およびビジュアルを制定いたしました。

また、スクールカラーとして新たな色【瑠璃(ラピスラズリ)】を導入いたしました。本学は、NEXT10ビジョンにある革新性、国際性、多様性を表すため、この色を選びました。

国際ブランド『 TOKYO GEIDAI 』として、そのもとに教育研究の実績を積み重ねて参ります。

◯ アンバサダーご紹介
式典にご出席いただいきましたアンバサダーのお二人にご登壇いただき、一言ずつご挨拶を賜りました。

日本画家 松井冬子様
「自由の中に自由はなく、不自由の中にこそ自由がある。美術の歴史を知らずして新しいものは生み出せない。500年、1000年以上先を見据えて、芸術の概念を新たに構築していくことが東京藝術大学の使命である。」と語られました。

ヴァイオリニスト 葉加瀬太郎様
6年間在籍された葉加瀬太郎氏。「アンバサダーとして、藝大と言う名前をいろいろなところで発信させていただこうと思います。」と、お茶目な笑顔でお話しいただきました。

◯ 協賛オフィシャルパートナー様ご紹介

オフィシャルパートナーの皆様を代表いただきまして、株式会社ぐるなび 代表取締役会長 CEO•創業者の滝久雄様に、東京藝術大学より感謝状をお渡しさせていただきました。

株式会社ぐるなび 代表取締役会長 CEO•創業者 滝久雄様
これからの文化芸術の役割について「新しい角度から社会を見直す提起」「社会を再編成し組み替えていく可能性」の2点について述べられ、東京藝術大学へのご期待のお言葉を賜りました。

文化庁長官 宮田亮平様

人・物・道具が重なることで、大切なものを創造し、願いを達成し、歴史を作るという意味を持つ「〓(きん)」という文字を図画作品としてご寄贈いただきました。

 〓(銜の「亍」部分が「刂」)

◯ 記者インタビュー

◯ 特別演奏会

当日の式典の様子(動画)は、以下よりご覧いただけます。

東京藝術大学130周年記念事業につきましては、今後も情報更新次第お知らせ致します。